kiki CAFE&BAR(キキ)
浜松の街中の路地の一角に、赤い小さなカフェがあります。遠州鉄道「遠州病院駅前」から徒歩1分、1年中かき氷が食べられるお店「kiki CAFE&BAR(キキ)」です。鮮やかな赤がよく映えるインテリアに囲まれて、なんだか気分はパリジェンヌ。青く茂る街路樹やそよ風に癒されながら、ケーキのようなかき氷を口いっぱい頬張れば、夏の暑さは名脇役へと転じます。
kikiのかき氷に使われるフルーツは、ほとんどが地元産のもの。イチゴにキウイにみかんに…、さんさんと降り注ぐ太陽の下で育つフルーツは、どれもギュッと甘酸っぱく、とびきりジューシー。kikiではそれを魔法のように、ラッシー風やシュークリーム風などさまざまな形のかき氷に変えていきます。繊細なかき氷を一番おいしい状態で味わいましょう。(来店には予約が必要です。)
沖縄café 果報(カフー)
入店前から胸が高鳴るこちらのお店は、東名高速道路「浜松西IC」から南西に約10分、「沖縄café 果報(カフー)」です。もともとガソリンスタンドだった果報。ガソリンスタンドの一角でソーキそばとかき氷の提供を始めたところ、瞬く間に人気に火がつき、今では行列のできる有名店です。
多くの人が並んででも果報のかき氷を食べたい理由の一つは、バラエティー豊かな手作りソース。さらに氷まで自家製というこだわりよう。ひんやりふかふかな果報の氷は柔らかいのに食べごたえがあって、雲を食べたらこんな食感かも?なかでも黒胡麻きな粉サトウキビは見た目もとっても可愛いらしいです。
釣平丸(つりへいまる)
「海鮮丼屋さんのかき氷がおいしい」とインスタで話題のお店。浜松駅から西に車で約20分、明るく朗らかなご夫妻が営む「釣平丸(つりへいまる)」です。昭和チックな店内に、噂を聞きつけた若者が入れ替わり立ち替わりやってきます。
釣平丸を「かき氷発明家」と呼びたい理由、それは月ごとに登場する見たことのないかき氷の数々。春なら桜もち、秋ならカボチャなど、その季節にしか食べられない味を、一年越しで待つファンもたくさんいるのです。釣平丸では、あんこもシロップもすべて手作りなんです。
TOSCA(トスカ)
浜松駅から北に歩くこと約5分、灼熱のビル街にオアシスのように現れるカフェ「TOSCA(トスカ)」。異国情緒溢れるトスカですが、代名詞となっているのは和の氷菓子、その名も「セリエMAS(マス)」。枡の上には、真っ白な氷に純生クリーム、宇治抹茶パウダーがふんわりと積もり、見た目も美しいかき氷です。枡の中身は、氷とあんこの2層構造。ふわふわの氷を純生クリームがやさしく包み、口の中でほんのり甘さが広がった後は、スーッと喉奥に消えていきます。
そして皆さん、かき氷の右手に見える練乳ボトルにご注目。これがトスカを推したいもう一つの理由。練乳を好きなだけかけながらかき氷を頬張りたいという欲望を叶えてくれる懐深さに、きっとあなたもハートをガッチリ掴まれてしまうことでしょう。
TOSCA
ぬのはし
のれんをくぐって網戸を引くと、突如包まれるノスタルジー。ここは、浜松駅から車で北西に約10分、創業50年を超える粉物とかき氷のお店「ぬのはし」です。周辺には学校が多く、創業当時から今日までずっと、学生たちの定番の寄り道スポット。
ぬのはしのかき氷は、通常よりも硬めの氷をよく研いだ刃で削ることで、規格外のもふもふ食感。素朴だけど妙にクセになるかき氷です。中でもロングセラーは、地元の高校生が「シロップを全種類かけて」と注文したことで偶然生まれた、虹色に輝く魅惑のかき氷、「バラエティ」。庶民的なのに贅沢をしているようなこの幸福感は、昔ながらのお店にしか生み出すことはできません。浜松B級グルメの遠州焼きはもとより、お好み焼き粉にネギと紅生姜を混ぜて薄く焼いただけの「昔味ペロペロ」など、駄菓子感覚で食べられるメニューも楽しめます。